東京都八王子市にある滝山病院という精神科病院の男性看護師(50代)が、入院患者を殴ったとして逮捕された事件。続々と患者さんへの暴力や暴言・不必要な身体拘束など、滝山病院の悲惨な実態が明らかになっています。
この記事では、看護師求人転職サイトの口コミをリサーチし、滝山病院の内部情報をみていきます。
滝山病院看護師のクチコミがやばい!「ここにいたら自分の精神病む」
滝山病院の男性看護師が患者への暴行容疑で逮捕されましたが、今回告発されているのは計4名の職員。しかし、この事件を担当する患者の代理人弁護士は「病院全体で虐待が蔓延している」と訴えています。
滝山病院の患者死亡率の異常な高さから、「一度入院したら死ぬまで出れない」とネットで噂されているほどです。
実際に滝山病院で職員として働いている看護師はどのように感じているのでしょうか。
外部の人間が病院内部の情報を知るための一番の方法は転職サイトの口コミです。
滝山病院の闇を暴くべく、看護師転職サイトの口コミで内部情報をみていきます。
こちらが某看護師専門転職サイトの口コミです。
患者さんに対する暴言や劣悪な環境は、実際に働いた看護師たちも強く感じていたようですね。
上記の口コミをまとめてみます。
- ホスピタリティ(おもてなしや思いやり)や倫理観が崩壊している。
- 自分の看護師としての信念捻じ曲げたり、自分の精神が病む前に辞めれてよかった。
- 正規職員は看護師長以上とケースワーカーくらい。あとはパート職員で病棟業務を行なっている。
- 心ないスタッフしかいなかった。
- 正規職員から患者への暴言が酷く、それをパート職員も真似していた。
- 精神科病院だが透析を行なっている患者が多い。
- 職員側の理不尽な都合で不必要な身体拘束がされていることも多くか可哀想でみていられなくなって辞めた。
- 入院させられている患者さんが可哀想でならない。
転職サイトの口コミというのは明らかに病院のイメージが悪くなるような表現や個人を特定しやすい表現があるものは削除されますが、それでもこの酷い内容が掲載されているというのは異常です。
精神科病院にも関わらず透析患者がほとんどというのは、恐らく病院の収入である診療報酬をより多く取れる患者を優先的に入院させているものと考えられます。そして病床を空けることで病院の収益が落ちないように、「一度入院したら死ぬまで出れない」と噂が立つほど長期入院をさせて、収益を確保しているのかもしれません。(精神科は基本的に長期入院となることが多いですが、病状が安定すれば退院を進めてくのが通常です。)
滝山病院暴行事件の概要
看護師らによる入院患者に対する暴行が発覚した東京都八王子市の精神科病院「滝山病院」を巡り、虐待被害を訴えている患者らの代理人弁護士が17日、都庁で記者会見した。複数職員による暴行を撮った動画や画像を公開。「数人の偶発的なものではない。映像や被害者の話などから(虐待行為をした職員は)十数人いるのではないか」と話した。代理人弁護士によると、患者約10人から虐待の訴えや退院を希望する相談があり、動画などは内部協力者から提供されたという。動画には、ベッドに寝ている患者が「痛い、痛いよ」と訴えても「口の利き方気をつけろよ」などと頭を押さえ付ける職員が写っていた。まくらを患者の頭に振り下ろしたり、「しゃべるなっつってんだろ」と寝ている患者の頭を殴る場面も撮影されていた。目の付近から血を流す患者や、ベッドに縛り付けられた手首の画像もあった。面会した患者の中には「このまま連れて帰ってください。戻れば殴られる。だめなら、ずっと一緒にいてください」と泣きながら訴え、約3週間後に死亡した人もいたという。出典:東京新聞
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