千葉県松戸市のマンションから飛び降りた女子高生2人。その1人が動画配信者のピャスカルの彼女であったことで、未成年との交際や世間にバレることを恐れた脅しなど、暴露系ユーチューバーのコレコレも参戦し、次々と真実が明らかになってきました。
さらにここにきて、4月19日配信の週刊文春電子版で、全ての真相が明らかにされました。この記事では週刊文春の記事を元に、ピャスカルの彼女と友人が飛び降り配信を実行した真相を詳しくみていきます。
ピャスカル彼女と友人の松戸飛び降り配信の概要「時系列まとめ」
まずは事件のメディア報道です。
１３日午前３時５５分頃、千葉県松戸市松戸のマンション敷地内に１０～２０歳代とみられる女性２人が倒れているのを住人の男性が発見し、１１０番した。１人はすでに死亡、もう１人も搬送先の病院で死亡が確認された。
松戸署は、現場の状況から２人が自殺を図り、マンションから飛び降りたとみて身元などを調べている。マンション最上階の１０階テラス付近には学校の制服のような上着と携帯電話、靴がそれぞれ２人分置かれていた。現場はＪＲ松戸駅から南東に約１キロのマンション。
読売新聞
本来ならここでこの事件はこれ以上騒がれることなく終わっていたかもしれません。しかし、13日の夜にユーチューバーのコレコレがこの自殺騒動について衝撃の暴露内容を配信します。
暴露内容は、飛び降り自殺をした女子高生の1人は人気動画配信者ピャスカルの彼女で、その彼女からコレコレが自殺前に相談を受けていたというものでした。
コレコレがピャスカルの彼女に相談を受けてから、その彼女が飛び降り自殺を図り、ことの真相がコレコレの暴露配信によって明るみになるまでの時系列まとめです。
【4/11】ピャスカルの彼女（17歳女子高生）からコレコレが相談を受ける
相談の内容
- 先日会う予定の日にドタキャンされたことを問い詰めたらピャスカルを怒らせてしまい、そのことをネットで知り合った友人に相談したら、その友人も以前ピャスカルと付き合っていたことがわかった。→この女性からピャスカルの耳に相談したことがバレて、弁護士を使って訴えると脅された。別れる、距離を置くと言われた。
- 今も自分の他にも女がいると確信している。
- ピャスカルは自分が未成年だと知っていて付き合っている。
- 避妊具をつけずに行為を強制された。
- 自分は真剣で、バイトして地方から東京に出てきて会っている。それなのにこんな使い捨てのような扱いで許せない。
- ピャスカルは色恋営業をしているので晒してやりたいが、自分じゃどうにもできないのでコレコレの力を借りたい。
- 明日ピャスカルと直接会って話す予定
【4/12】 ピャスカルに彼女が会いに行く
ピャスカルの彼女は、ピャスカルには他に付き合っている女性がいると確信しており、コレコレには止められたものの、直接会って話しをつけに行きます。
そこでピャスカルから以前と同じように訴えると脅され、別れると突き放されてしまいました。
【4/13】未明にコレコレにLINEが来ていたため連絡するが音信不通→飛び降り生配信
13日の未明にピャスカルの彼女から良くない内容のLINEが届いていたため、心配になりコレコレが連絡を取ろうとするが、ピャスカルの彼女は音信不通になってしまう。
未明にピャスカル彼女のSNSアカウントを見ていると、もう1人の女子高生と2人で生配信を行なっていた。その生配信はマンションのビルから2人で飛び降りてしまうというものだった。
この飛び降りについてはマンションの住民が発見し警察へ通報。2人の死亡が確認され報道されている。
ピャスカルがTwitterで謝罪ツイートを掲載するが自分に都合の悪い事実は隠蔽
このことをコレコレからピャスカルに電話で伝え、彼女からの被害相談内容を確認すると、全て事実だと認め、自ら警察へ行くこととなった。そして、現在の活動は無期限休止するという連絡がコレコレに来たということです。
その後この件に対する謝罪文をツイートしますが、未成年淫行や脅しなど、自分に都合の悪い事実は隠した謝罪文になっていた。（この時点でまだ世間は真実を知らない）
【4/13夜】コレコレが騒動の真相を生配信で暴露
この暴露配信で、彼女が自殺してしまった可哀想なピャスカルという世間の同情が一転、未成年淫行・脅し、そしてその事実を隠してトンズラしたピャスカルは大炎上となりました。
ピャスカルは現在YouTubeチャンネルを削除し、Twitterも更新がないまま放置し逃亡しています。
ピャスカル彼女と友人の松戸飛び降り配信「滋賀の女子中学生の模倣だった」
4月19日に文春電子版からこの騒動について、飛び降りたうちの1人の女子高生と友達だったという子の証言を元に真実が明かされました。
この騒動の登場人物を整理しておきます。
- 動画配信者「ピャスカル」
- ピャスカルの彼女でコレコレに相談をしていた女子高生「A子」（新潟の高校・17歳）
- A子と一緒に飛び降りた女子高生「B子」（松戸の高校で飛び降りたマンションに住んでいた・17歳）
- 今回証言した「B子の友人」
A子とB子は“病み垢”で知り合ったネット上の友人
2人は以前、メンタルの不調などを投稿する“病み垢”で知り合ったネット上の友人同士。B子さんによると、A子さんはある男性との関係に苦しんでいたようでした。
A子はB子にピャスカルとの関係を打ち明けていました。はじめは一視聴者だったA子は、直接コンタクトを取って会うようになり、遠距離交際を始めます。
ピャスカルについて動画クリエーターが証言です。
彼は京都出身の22歳で、キャバクラのボーイ経験もあるとか。動画配信は、若い女性の視聴者に疑似恋愛をさせる、ホストまがいのスタイルでした。
そんなピャスカルの本性を知らないA子は「推しとオフパコした」とB子の友人に話していました。（応援する対象と実際にあって性行為をする事）
A子は新潟の女子高生でピャスカルは東京在住。A子がバイトで貯めたお金で新潟から夜行バスで上京し、ピャスカルとデートを重ねていました。元々人間関係が苦手で希死念慮に駆られる事の多かったA子は、ピャスカルとの関係性にも不安になり何度もTwitterに吐露しています。
こちらがA子のツイッターアカウントとツイートです。
私がいなくなったら泣いてくれますか 寂しいですか
私のこと好きですか
求めすぎてた！私みたいな女が本気で相手にされるわけ無いんだ！死ぬ前にいい夢見させてもらえただけでも感謝しなきゃ
二人の関係に気持ちも浮き沈みしながら、悩みをB子とは別のネット上で知り合った女性にピャスカルとの関係を相談しますが、その相談相手もピャスカルと以前交際していたという事実を知ります。
4月11日、この動きを察知したピャスカルはA子に「情報漏洩だ。この話しをしたら弁護士を使って訴える。」
「別れる・距離を置く。」と、A子を追い詰めたそうです。
すでに違う女の影も確信していたA子は12日に再びピャスカルに会いに行きますが同様の扱いをされ再び口止めされます。
死ぬために東京に来たんだ
今日で全部終わり
そうツイートしながら向かったのはB子さんの住む松戸のマンションでした。
真実は神聖かまってちゃんの「るるちゃんの自殺配信」にあった
B子さんは「神聖かまってちゃん」というロックバンドの大ファンでした。B子さんのツイッターアカウントのプロフィールにも「神聖かまってちゃん」と書かれています。アカウントがこちらです。
B子はこの「神聖かまってちゃん」というバンドを心の支えに、ライブや聖地巡礼に出かける青春を過ごしていたといいます。
音楽ライターが「神聖かまってちゃん」についてこう語っています。
ボーカルの男性は過去のいじめ体験と心の病気を打ち明けています。2013年、SNSのライブ配信サービスで飛び降り自殺を実況配信した滋賀県の女子中学生の心情を歌った『るるちゃんの自殺配信』という曲もある。
「るるちゃんの自殺配信」という曲の歌詞を見てみます。（一部抜粋）
友達ができない帰り道
夕暮れは時々優しく
飛び交うデータの中で
街のBluetoothがあたしを壊した
〜省略〜
受験勉強が終わったら
ネコと話せる魔女さ
自殺配信してお墓でも立てよう
この最低なきもち無くなる前に
この曲の元となったのは、2013年にSNSで飛び降り生配信をして衝撃を与えた滋賀県の女子中学生。
この自殺騒動は2013年の11月24日、滋賀県子近江八幡市の当時中学3年性だった女子生徒が、マンションの踊り場から飛び降りる様子をスマホで生配信したことで世間に衝撃を与えていました。
生配信中、コメント欄には「落ちたら無茶苦茶痛いで」と心配や静止をするコメントが殺到したが、彼女は「ごめんなさい、ごめんなさい」といいながらそのまま飛び降りています。
彼女が飛び降りたのは午前3時55分。
A子とB子がマンションから飛び降りた時刻と同じ時刻でした。
B子が苦悩しながらも青春を捧げていた大好きなバンドの曲の元となったこのエピソード。今回の飛び降り配信はこのエピソードを意識していたのでしょう。
B子についてB子の友人がさらに証言します。
家族関係や学校のことに悩みを抱えていたB子さんはうつ病を患っていて、とても可愛いのに醜形恐怖症にも苦しんでいました。
醜形恐怖症とは自分の容姿に大きな欠陥があると思い込み、周囲の目に恐怖を感じる心の病。B子は耐えきれず、過去に1人で飛び降り自殺を考えたこともあった。
そんな2人がこの時再開したのは3回目で、初めて会ったのは今年の1月だというから驚いてしまいます。
B子のマンションで12日の夜から過ごしていたA子。B子の友人はその時にビデオ通話で話しをしていて、相談にも乗りその時は電話を切った。2人が飛び降りたのはその夜が明ける前の未明でした。
4月13日3時35分 飛び降り生配信
この後の3時55分、2人はB子の住むマンションの10階共用部分から飛び降りてしまう。
B子「怖い、怖いよ」
A子「大丈夫 行こ」
「降りよっか、じゃあ」
「せーので行くよ？」
「せーの！」
手を取りあって後ろ向きのまま倒れ込んだ2人。数秒後に静寂の中「バンッ」という破裂音が響き渡りました。
どんな思い出飛び降りたのか考えると胸がしめつけられる想いになります。まだ17歳の女子高生にこんな思いをさせたピャスカルが許せません。
今回の文春電子版の記事により、A子とB子の関係性やマンションで飛び降りた謎が明かされました。
ピャスカルは炎上した謝罪ツイート後沈黙を貫いていますが、自分の侵した罪にしっかり向き合っているのでしょうか。ピャスカルとのトラブルを発端に女子高生2人が自ら命を落としたこの一連の騒動は、今後のピャスカルの行動が注目されます。
世間の怒り
世間の怒り以上に、2人を亡くした親御さんの怒りや悲しみは計り知れません。
【追記】ピャスカル被害女性からの告発コレコレ砲第2弾
コレコレから新たにピャスカルから被害を受けた追加6人の女性の告発が暴露されました。騒動の発覚後次々とコレコレに寄せられた被害相談。ピャスカルのクズっぷりがさらに明らかになっています。
今回飛び降りてしまったA子を含めて現段階だけでも総勢7名の被害相談が来ています。しかもその中で5名は未成年ということが分かっています。
- 1人目コレコレに相談していたA子（2023年2月～3月下旬）
- A子が相談していたピャスカルの元カノ未成年者（2022年12月～2023年2月）
- 手を出された未成年者（2022年8月～10月）
- 会った時にセクハラを受けた女性（2023年2月）
- 被害を受けた成人女性（2022年5月～6月末）
- 騙されて手を出された未成年者（2022年6月～8月）
- ツーショット会でセクハラを受けた未成年者
- A子と同じ時期に関係？があった女性
コレコレの配信に音声で登場した相談者の証言によると、推しとして会っただけだったが、プリクラに誘われ、その中で不用意に胸の周りを触られたり、急に後ろから抱きつかれたりしたそうです。
もう1人の未成年被害女性はあった際に家に誘われて、肉体関係を持ってしまった。その後も会う時はいつも行為のみだった。
ピャスカルのプリクラ作戦は常套手段のようで複数の女性が同じ目に会っている。
ピャスカルは行為の際にコスプレをすることもあるようだが、そのコスチュームは所属事務所のものを使っていたとのことです。
続々と被害報告が出てくるこの事態に、ピャスカルはどう動くのでしょうか。今のところSNSは遮断し逃亡しています。