2023年の7月末ごろから大谷翔平選手の体に異変が起きています。
度々部分的な痙攣を起こし途中交代。
この異常事態にファンからも「もう二刀流は限界なのでは」「いつまで二刀流が続けられるのか」と心配の声が上がっています。
そこでこの記事では、
- 大谷翔平選手の二刀流が限界だと言われる理由は何?
- 大谷翔平選手はなぜ痙攣を起こしてしまう?
- 大谷翔平選手は今後も二刀流を続ける?
以上の内容でまとめていきます。
それでは本題にいきましょう!
大谷翔平の二刀流が限界と言われる理由3選

大谷翔平選手のメジャーリーグでの活躍は留まることを知らず、投打共に記録を塗り替えています。
しかし、最近は筋肉の痙攣により途中交代となってしまうことも起こってきました。
ファンからも「そろそろ二刀流の限界なのでは」という心配の声が出てきています。
しかしこうやって登板の前後で痙攣してるのを見ると 大谷翔平の二刀流が限界に近づいてる感じがして…少し悲しい。
限界突破したらどうなのか知らんけど、今の時点で物理ダメージ限界まできてんのよね、対人だとどうかは分からんが そんなに力いらんとなると、その分をどこに振れば正解か…知識にふって物理魔法の二刀流とかやったら器用貧乏になりそう、大谷しかやったらあかん そしたら体力か運かってとこかー
先発投手のローテーションをこなしながら、その間もバッターとして休む間もなく体を酷使する大谷翔平選手。
ダメージの蓄積を心配するファンが増えてきています。
次で大谷翔平の二刀流がもう限界だと言われている理由について3つ、詳しくみていきましょう。
①筋肉の痙攣

大谷翔平選手は7月27日の38号ホームランの後、左の脇腹から腰にかけての痙攣による痛みで途中交代。
翌28日にも、DHで出場し39号ホームランを放ったが、9回にふくらはぎの痙攣で途中交代となっています。
さらには8月4日に投手として登板した4回に、右手の痙攣で降板。
立て続けに起こった筋肉の痙攣の原因が気になりますね。
二刀流限界説の1番の原因はこの痙攣が起きていることです。
そして、痙攣の原因は水分不足や筋肉の疲労。
2本目の本塁打の直後、左腰付近を手で押さえる様子を見せ、次の打席で代打を送られた。球団によると、けいれんを起こしたといい、水分不足が原因のようだった。
読売新聞
水分不足については夏の暑さが関係していると思われますが、自己管理能力の高い大谷翔平選手が水分摂取を怠るとは考えにくいですが、28日の交代時の球団側発表には水分不足となっています。
試合が行われたトロントは日本と同じような気候ですが、この時期は日本よりも涼しいようです。
エンゼルスの本拠地アナハイムについても日本よりも若干気温は低く過ごしやすい気候である為、やはり水分摂取が原因というのは少し無理があるように感じます。

一番は疲労じゃないかなと思う。単純に連戦というのもあるし、(長距離の)移動が含まれているところもある
大谷選手自身が「一番は疲労」と答えているように、痙攣の原因は筋肉の疲労によるものと考えるのが自然です。
下記で一般的な筋痙攣の原因をご紹介します。
運動による筋痙攣
運動の最中、急に筋肉を引き伸ばされたりした際に痙攣を起こします。強度の運動を行った後にも痙攣を起こす場合があります。
準備運動が足りなかったり筋肉の柔軟性の欠如などが原因の場合が多いですが、冬の寒い時期などの外的な要因の場合もあります。血行不良による筋痙攣
血液は酸素を運ぶ働きがある為、血行不良の場合筋肉が酸欠状態になってしまいます。そのため体の血行が悪い人は筋痙攣が発生しやすくなります。冷えると血行は悪くなるので冷えも大敵です。
特にふくらはぎに痙攣が多く発生しやすくなります。心臓から遠く血液が回るのが遅い為です。筋肉の動きが少ないデスクワークの仕事の方や、手芸、読書などが趣味の方など座りっぱなしであまり動かない方に多くみられます。水分不足、ミネラル不足による筋痙攣
運動後や夏の暑い日などには、かく量の個人差はありますがみなさん必ず汗をかきます。
その際に汗によって体内から水分、ミネラル(カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム)が出て行き脱水症状を引き起こします。
ミネラルは筋肉、神経の調節を行っており、その値が不足すると筋痙攣を引き起こしやすくなってしまいます。
スポーツだけではなく、暑い日に外で仕事や汗をかくことをしていた場合も同様に注意が必要です。筋肉の損傷による筋痙攣
骨折や肉離れが起きた際に、損傷部位が動くのを極力抑えるため、損傷部位の周りの筋肉が痙攣を起こす場合があります。
ひかり鍼級整骨院
疲労が蓄積してしまう根本的な原因は、
- 二刀流による不十分な休息と疲労の蓄積
- メジャーリーグ特有の移動距離の長さ
- 年齢による疲労回復スピードの低下
以上が考えられます。
こういった疲労の蓄積による痙攣が起こっていることで、二刀流が限界だと言われる1番の要因になっているようです。
②球威やスイーパーの精度が落ちている


大谷翔平選手が最も得意とする『スイーパー』という変化球。
スライダーの一種で、スライダーよりもさらに横に大きく曲がる変化球です。下にスイーパーの動画を置いておきます。
今季の大谷翔平選手の半分以上の投球がこのスイーパーですが、球威や曲がり幅が落ちているという指摘があります。
【エンゼルス大谷翔平、二刀流の疲労深刻? 得意球スイーパーが疲労で曲がり幅出ずか】
試合後、ウォーラクが地元メディアの取材に応じてくれました。大谷との事前の打ち合わせについて聞かれ、『スイーパーの軌道を修正してもらった』と答えています。ここ4試合で8本のホームランを浴びましたが、うち5本がスイーパーを打たれたものなんです。ここ数試合、疲労などで思うような曲がり幅が出ていなかったのかもしれません
niftyニュース
得意のスイーパーが打たれていることについては相手に研究されてきているという要因も大きいですが、やはり疲労による投球への影響も出てきているようです。
今後投球内容の悪化により、二刀流が限界を迎え、諦めざるを得ない状況になる可能性があります。
③29歳という年齢によるパフォーマンスの低下


大谷翔平選手は現在29歳。
一般的なアスリートとしての全盛期年齢は過ぎていると考えられます。
野手のピークは20代後半、先発投手のピークは30歳という研究結果もあり、来年には30歳を迎える大谷翔平選手の身体的パフォーマンスは衰えていくことが考えられます。
現状で疲労の限界を迎え痙攣を起こすようになってしまっている大谷選手が、加齢による回復の低下も相まって、コンディションを維持していくことが困難な状況に陥ってしまうことが、二刀流が限界と言われる理由です。
大谷翔平の二刀流はいつまで見れる?


大谷翔平選手の二刀流が限界と言われる理由3選についてまとめてきましたが、前代未聞の好成績を残している大谷翔平選手は前例とは比較できないという面もあります。
元メジャーリーガーの岡島秀樹投手は大谷選手の今後について、こう語っています!



年齢的にも一番、野球のアスリートとしては27~30までがピークだと思うんです。そこからどう、うまく山を下っていくか。ただ大谷選手の場合はトレーニングを積んでいるので、まだ進化していく気がする。
ネガティブな理由をまとめてきましたが、前例のない調整をしてきている小谷翔平選手は、今回のピンチもどうにか乗り切ってくれそうだという期待も大きいですね。
疲労の回復のために登板頻度を調整するなど、どのように対応していくかが、二刀流を続けていく鍵になりそうです!
まだまだ二刀流で活躍してくれることを期待して応援しましょう。