壱岐島で起きた、いまだ見つかっていない椎名隼都くんの失踪事件。椎名隼都くんの里親へのインタビュー映像が報道されたことにより、虐待疑惑のあった里親が斉藤智之さん夫婦だと特定しました。
島民の証言などから、斉藤智之さん夫婦の虐待の真相や失踪の真相に迫っていきます。
追記:3月20に椎名隼都くんの遺体が原島の海岸で発見されました。
斉藤智之が椎名隼都くんの里親と特定!インタビュー映像が報道
今回の椎名隼都くんの失踪事件を最初に報道したのは週刊文春。
週刊文春の報道では椎名隼都くんの里親の虐待疑惑が報じられ、里親Aとして取材もされていましたが名前など一切の情報は伏せられていました。
しかし今回、椎名隼都くんの里親としてインタビューに答える映像が報道されたため、壱岐島の離島留学制度を紹介する動画をもとに、里親が斉藤智之さん夫婦であることを特定しました。
まずはインタビュー時の斉藤智之さんの映像です。

赤丸の「指輪」「後ろの地図」「バックル」が、下の壱岐島の離島留学を紹介する動画に里親として出ていた斉藤智之さんと一致します。

」
下の写真は、佐藤智之さんが務めるラジオDJの写真ですが、指輪についても同じものと思われます。

そして、離島留学を紹介する動画には留学生と一緒に映る斉藤智之さん里親夫婦の映像ですが、左に写っている男の子は椎名隼都くんに似ています。

画像が鮮明ではないためはっきりはわかりませんが、状況から見て椎名隼都くんで間違いなさそうです。

斉藤智之さんの奥さんの京子さんです。

以上のことから、椎名隼都くんの里親は斉藤智之・京子さん夫婦と思われます。
斉藤智之のプロフィール「壱岐島のラジオDJ・法人代表」

斉藤智之さんの人物像をみていきます。斉藤智之さんが代表を務める『特定非営利法人 島ラジオ壱岐』の情報です。

所在地は『長崎県壱岐市郷ノ浦町片原触1019番地1』となっていますが、こちらは自宅の住所です。
Googleマップで出した自宅がこちらです。かなり広い敷地です。

名前で検索すると、フリーランスのプラットフォーム『ランサーズ』に斉藤智之さんが登録されていました。

年齢は50代前半。なぜかこのランサーズには「ライター・ブロガー」として登録されていました。法人代表、里親で50万前後の収入があってもランサーズでさらに稼ごうとしていたのでしょうか。
ランサーズに登録されていた斉藤智之さんのプロフィールです。

関連記事:椎名隼都死因が霊視で判明!「親元に帰りたい」壱岐島失踪事件
関連記事:椎名隼都くん父親顔画像「母親は離婚か」壱岐島失踪事件
関連記事:椎名隼都の里親は地元ラジオDJか「虐待疑惑は文春のでっちあげ」壱岐島失踪
関連記事:椎名隼都の里親はどんな人物「お金目的の虐待夫婦だった!」壱岐島失踪事件
[イベントと放送経歴]
九州一円で数多くのイベントに関わり、企画運営を学ぶ。29歳でラジオディレクターに転身&音響エンジニアとしても従事。35歳でこれまでの経験を活かし、5歳まで暮らした故郷の壱岐島に帰り、ラジオ局、イベント企画運営、音響など島になかった事業を立ち上げ現在に至る。
1991-1994 Barなど飲食店経営を目指し従事
1994-1997 市内イベント会社に在籍し業務遂行
1997-1998 RKBミューズ契約 ラジオ営業促進部にてイベント制作に従事
1998-1999株式会社エフエム九州(クロスエフエム)にて番組制作に従事
1999-2001 天神エフエム株式会社(現:LOVE FM)にて番組制作に従事
2001-2004 九州国際エフエム株式会社(LOVE FM)にて番組制作に従事
2004-2010 壱岐へ帰省 勝本F M76.4MHzの企画運営に従事
2010-現:壱岐エフエムのコミュニティエフエムに係る免許申請から開局〜運営に至るまでの全てをプロデュース NPO法人代表
福岡スクールオブミュージック プランニング課
「自己PR」
主にイベント企画などにおける様々なプロモーションという点に特化した役割を担う業務に従事、故郷の「壱岐島」の通信・情報技術の発展に力を注ぐ事を決意し2010年にNPO法人 島ラジオ壱岐の理事長に就任。「一期一会」多くの人と出会い、繋がる縁をもっとも大事にしています。5人の父です。島暮らし、最高です!
[NPO法人島ラジオ壱岐について]
2004年2月に開局したミニFM局「勝本FM76.4MHz」の3年7カ月の活動を経て2011年5月10日に壱岐市地域情報通信基盤整備の防災事業の一環でコミュニティ放送局が整備される。災害や緊急時にリアルタイムで停電や断水・島である事から交通情報等をきめ細かく提供できる事から島民にとっても大きな情報源のインフラとして拡大。地元島民が番組作りを担当している。
放送免許/運営はNPO法人島ラジオ壱岐が運用
- 設立:
平成23年2月8日 - 開局:
平成23年5月10日
斉藤智之の虐待疑惑証言「裏の顔が衝撃」
週刊文春の虐待疑惑報道では、島民からの佐藤智之夫婦の留学生に対する虐待証言が出ていますが、報道以外でも島民の証言が出てきています。
週刊文春による島民の証言
「実は、椎名君は里親のAさん夫婦から、日常的に叩かれたり怒鳴られるなどの虐待をうけていたのです。」
佐藤智之さんは文春の取材に対して「胸ぐらを掴んだり、叩いたりしたことは一度だけありますけど、それ以外はやっていません。根性論的なところはやっぱりあったので」と、日常的な虐待は否定しています。
しかし、佐藤智之さん夫婦を知る島民は、日常的に虐待があったと証言していますね。
根性論という言葉で済まそうとしているように思ってしまいます。
斉藤智之さん宅に留学経験のある児童の証言
実際に佐藤智之さん宅で留学経験のある児童からの衝撃の証言です。
「挨拶の声が小さいと叩かれる」
「毎朝、Aさん夫婦に挨拶するルールがあるんですが、『挨拶の声が小さい』という理由で平手で叩かれる留学生もいました。」
さらに、「食卓はAさん一家と分かれていて、僕たちのおかずの量は明らかに少ない。」「風呂も留学生は湯船に浸かれず、シャワーも5分くらいしか使えなかった。」
「台風の中、外で正座」
「留学生たちが夜遅くまでゲームをしていた罰として、複数の子が台風の暴風雨の中、外で正座させられた」
「隼人君はずっとスマホを取り上げられている」
「鼻をすすると怒鳴られ、その中には隼都くんもいた。彼のスマホは入居してからずっとAさんに取り上げられていた聞きました。」
そのスマホを取り戻すために立ち入りを禁じられていたAさん夫婦の寝室に入ったことが奥さんにバレて、「キモい」「怖い」と怒鳴られながら叩かれたと聞いている。
この内容は根性論という言葉では片付けられない、完全に虐待ですよね。
しかし、今のところまだ疑惑です。
別の里親が証言「失踪2ヶ月前に、他の留学生が逃げ出していた」

東京都出身で現在は壱岐島でイルカのテーマパークを運営する高田佳岳さん。高田さんが失踪事件について自身のフェイスブックでの投稿全文です。
壱岐島の闇、里親制度への問題提起、そして佐藤智之さんの虐待についても書かれています。


関連記事:椎名隼都死因が霊視で判明!「親元に帰りたい」壱岐島失踪事件
関連記事:椎名隼都くん父親顔画像「母親は離婚か」壱岐島失踪事件
関連記事:椎名隼都の里親は地元ラジオDJか「虐待疑惑は文春のでっちあげ」壱岐島失踪
関連記事:椎名隼都の里親はどんな人物「お金目的の虐待夫婦だった!」壱岐島失踪事件
『Facebook投稿内容の要約』
- とにかく見つかって欲しいと言う思いでFacebookの「壱岐」というグループに隼都くんの画像を添付して呼びかけたところ1日も経たずに投稿を消された。
- 消される前に、知らない人から「高校の許可は取ったのか!情報の取り扱い注意だ!」とコメントがあった。
- 投稿は再度アップする(→この投稿は後にまた消されています。)
- 2ヶ月前に、隼都くんと同じ里親Aのところの留学生から、「もう家(ホームステイ先)に帰りたくない、壱岐から出たい」と助けを求められた。この留学生は、家に帰りたくない一心で、学校に夜中まで立てこもったこともあった。この子については高田さんが急いで引き取った。
- その時その留学生から聞いた里親Aとの生活の実情は耳を疑うようなことばかりだった。高田さんは里親Aのことも知っているため、話半分で、その留学生自身にも「もうちょっとしっかりやれ」という気持ちはあった。
- その時は、里親Aの家に留学している他の子供のことまでは頭が回らず、その時にしっかり対処していれば今回の隼都くんの失踪も怒らなかったかもしれないと後悔している。
この児童は高田さんが自分の家に引っ越しをさせたため逃れることができましたが、同じように里親からの虐待に苦しんでいた隼都くんはその2ヶ月後に失踪してしましました。
他の島民や元留学生からの証言があるように、斎藤智之さん夫婦の虐待は日常化し留学生を追い込んでしまうほどのものだったのでしょう。
【追記】壱岐島の里親の実態がひどい!
佐藤智之さん宅に留学経験のある児童の証言では、「里親家族と食卓が分かれていて、僕たちのおかずの量は明らかに少ない」と証言がありましたが、ツイッターでも衝撃の投稿が。

こちらの投稿は別の里親に子供を預けていた親御さんのツイートです。
私の子の壱岐市の里親は8人のお嬢さんを受け入れてました。育ち盛りの高校生に惣菜や冷食を食べさせて、家人は留守で子供達だけ残し夕飯も与えていない日がありました。私は自宅に連れ帰り転校させました。ある日の夕飯の写真です。写っているのは3人分の食事です。箸と見比べてください。
育ち盛りの高校生の夕食がこの量では少なすぎますね。この里親は8人の児童を受け入れているそうで月に64万円もの収入です。
もちろん、児童を受け入れることで生活費や雑費も増えますし、面倒を見るのは大変です。それを差し引いてもこの状況は異常です。
佐藤智之さん宅にホームステイしていた椎名隼都くんも、かなり痩せている印象でした。
【追記】椎名隼都くんを救おうとしない壱岐島の闇
失踪事件に新たな動きがありました。
Aさん宅に今も暮らしている里子たちについて、管轄する壱岐市に問い合わせたところ、「里親の虐待疑惑については、教育長自ら当該里親への聴き取りを実施し、そのような事実は確認しておりません」との回答だった。
「実親さんからも『今回の(虐待疑惑の)記事は事実と異なり、不愉快に思っている。実親みんなで当該里親さんを支えていこう』という言葉を頂き、当該里親に厚い信頼を寄せていることを確信しています。
当該里親のもとに現在いる留学生たちは、制度を継続している方々で、もし虐待を受けているなら市教委や学校に相談しているはずです。留学生や実親から虐待の訴えは何もありません」(壱岐市教育委員会の担当者)
NEWS ポストセブン
- 教育長自ら佐藤智之さんに聞き取りを行い、虐待の事実はなかったとのこと。
- 実親も佐藤智之さんが虐待していないと信頼している。
- 虐待を受けていたら市の教育委員会や学校に相談しているはず。
この報道に壱岐島の深い闇を感じます。
虐待容疑がある里親本人にその事実を確認して、本人がやってないと言っているので虐待の事実はありませんと言ってしまう教育委員会。
「教育委員長自ら」といっても、狭い島なので、もともと知り合いなのでしょう。佐藤智之さんはラジオDJやイベント活動を行っている有名人です。
『高田佳岳』さんのように、客観的な立場で事実を発信している方の言葉は全く届いていないのか、島の離島留学ビジネスがダメになったしまうのが困るのか。
誰が見ても、椎名隼都くんを救おうと動いているようには見えません。
【追記】椎名隼都くんと見られる遺体が発見
3月20日に壱岐島から4kmほど離れた原島の海岸で、隼都くんと似た服装の男性遺体が発見されました。
警察によりますと20日午前11時半頃、長崎県壱岐市の南西にある原島で、「遺体が流れ着いている」と通行人から通報がありました。警察によりますと、男性の遺体は島内の神社近くの海岸の岩場で見つかったということです。
見つかった遺体のズボンに椎名さんの名前の刺しゅうがあったことなどから、警察は椎名さんとみてDNA鑑定などで身元の確認を進めています。
Yahoo!ニュース
警察は鑑定を進めておりまだ隼都くんだとは断定されていませんが、スボンに名前の刺繍があったということでほぼ間違いはなさそうです。
椎名隼都くんの同じ里親の留学生を、椎名くんが失踪する2ヶ月前に保護していた高田さんは、Facebookを更新。

最悪の結果。こうなったら、こうなった理由を徹底的に追求する。無駄死になんてさせない。彼が言いたかったこと、伝えたかったこと、話したかったこと、絶対に放置しないし、無かったことなんてさせない。「そんなつもりでは無かった」「知りませんでした」で終わらせない。
隼都くんはどんな思いだったのか、周りの大人たちがそれぞれの立場から戦いを繰り広げていきそうです。
関連記事:椎名隼都の里親は地元ラジオDJか「虐待疑惑は文春のでっちあげ」壱岐島失踪
関連記事:椎名隼都の里親はどんな人物「お金目的の虐待夫婦だった!」壱岐島失踪事件
【追記】里親が虐待を認める!新たな文春の証言情報
3/29に週刊文春から新たな証言と里親の佐藤さんへの取材記事が出されました。
事件発覚後、虐待を否定していた里親の佐藤さん夫婦に対して、以前山藤さん夫婦の元にホームステイしていた現役の留学生が証言しています。
この留学生は「嘘ばかりついてあり得ない」「このままだとなかったことにされてしまうので話します。」そう言って証言してくれたそうです。

去年の夏休みの直後、隼都君がスマホをAさん夫妻の寝室から持ち出そうとしたのがばれて、僕も連帯責任で怒られました。
その時、奥さんがテーブルに置いてあったお盆を滑らせ、隼都君に勢いよくぶつけていました。奥さんは隼都君によく『キモい』『泥棒』と言い、他の留学生を日常的に怒鳴っていた。
Aさんも『朝の挨拶の声が小さい』といった理由で留学生を叩いていました」
以前から情報にあった日常的な叱責や叩く行為は本当にあったようですね。
奥さんからも「キモい」なんて言われ「泥棒」扱いされていたら里親宅に居場所なんかありませんよね。
留学生からは日常的な暴力があったという証言があるが、「今までに1回しか叩いたことはない」と言っていることについて、

「それは本当です。あとは恫喝することはありましたけど。恫喝は要するに(椎名君が)死にたいと言った時にね。『その言葉は二度と出すなよ』ってことで」
里親家族と留学生の食事の量が違うことについて留学生は、

「『量が足りないなら調整する』といった声かけはまったくありませんでした。たまにAさん一家の残飯が回ってくるくらいです」
このことについて里親の佐藤さんは、

「いやいやいや、それはもうね。その子の取り方」
こう反論していますが、そんな食事のやり取りで子供が勘違いするようなことが起こるでしょうか。
留学生の認識がおかしいなんて、そう思わせないように配慮するはずの里親としてあるまじきことです。
以前の取材で、里親斉藤さんは、「隼都君は自分を『お父さん』と呼んでくれていた」と言っていたことについて留学生がこう答えます。

「そもそも、Aさん夫妻はルールとして留学生に自分たちのことを『お父さん』『お母さん』と呼ばせていた。僕も従わざるを得ませんでした」
今回の留学生からの新たな証言により、里親の証言と食い違う点が判明してきました。
最後に文春記者が「改めて虐待だと思うか。」という問いかけにたいして里親佐藤さんはこう答えます。

「……世間一般的に見れば、虐待ですよね。でも、僕らの中ではそういう気持ちっていうのは親心と思って。でも結果は結果なので(椎名君の)気持ちを読み取れなかった。しかも長いこと」
世間一般的に見れば虐待だったと、事件から少し時間が経過したせいか、事実を認めました。
この答えに今回の失踪事件の闇が詰まっている気がしますね。
里親の佐藤さんも虐待をしているつもりはなかったのかもしれません。
しかし、親元から離れて離島に暮らす留学生は、隼都君のように複雑な家庭環境が背景にある場合もあります。
里親の一方的な思いと、子供が辛い思いをしているという事実がかけ離れてしまい、しまった事件なのかもしれません。
コメント