長崎県の壱岐島に、茨城県から親元を離れ離島留学していた椎名隼都(しいなはやと)くん17歳が3月1日から失踪していたことが報じられました。
失踪の裏には里親の虐待が疑われており、椎名隼人くんも「死にたい」と洩らしていたそうです。
この記事では子供達を受け入れていた里親の人物像について調査していきます。
椎名隼都くんの里親はどんな人物
椎名隼都くんは茨城県の親元を離れ、中学2年生の時から長崎県の離島、壱岐島で「離島留学制度」を利用してホームステイしていました。
その里親となったのがAさんです。
椎名隼都くんが失踪した3月1日

椎名隼都くんが失踪した3月1日は自身が通っている壱岐高校の卒業式で、フェリーで本土に帰る卒業生を港で見送る予定でした。
しかし、椎名隼都くんは途中で忘れ物をしたと帰宅。再び家を出た後に行方がわからなくなってしまいます。

椎名隼都くんはスマホを家に置いたまま、所持金は1000円ほど。
その日の夜にA氏が学校に連絡。警察の捜査が開始されました。
明かされる里親Aさん夫婦の実態
ここで他の留学生を受け入れる里親からの証言で、Aさんの里親としての姿が明るみになってきます。
「実は、椎名君は里親のAさん夫婦から、日常的に叩かれたり怒鳴られるなどの虐待をうけていたのです。」
週刊文春
日常的に叩いたり、怒鳴ることもあった。なにより”虐待”という言葉を使うくらいですから、他の住民から見ても目に余る状態だったのでしょう。
さらにAさんは、文集の「椎名君の失踪の原因を作ったとも言われているが」という質問に対してこう答えています。
「それはありますね。たらればの話しですけど、あの時こういうふうに接しておけばよかったと思うことばかりで、自信喪失しました。」
週刊文春
この返答に違和感を感じたのは私だけでしょうか。
里親として預かっている子供が失踪し、自分で虐待していたことをわかっているのに「自信喪失しました」と。

あんたの自信なんてどうでもいいんだよ!それよりも隼都くんの心配してよ!
里親夫婦の名前や顔が気になるところですが、公開されているものは見つけられず、匿名掲示板にも有力な情報はありませんでした。
情報が見つかり次第追記していきます。
虐待するくらいならなぜ里親になったんだ・・・。
「もはやビジネス」離島留学制度の闇
子供に虐待をするような人間ですから、「子供が好き」「子育てにやりがいを感じる」という理由で里親をしているのではないでしょう。
里親になるメリットの方が大きいからですよね。
椎名隼人君が利用していた離島留学制度の概要をまとめます。
離島留学制度は、自然に恵まれた多くの離島があり、こうした「しま」の環境の中で学習できる制度として、平成15年度から「高校生の離島留学制度」を導入し、全国に先駆けて県内外に広く生徒を募集してきた。
それぞれ韓国語、歴史学・中国語、スポーツ、不登校などを経験した生徒の「生きる力」を育む学科やコース、そして、英語を専門的に学べるコースを設置し、目的意識や意欲を持った生徒の特性を伸長することを目的とした日本でも数少ない取組。
留学タイプ | ホームステー先 | 里親への委託料 | 実親負担金 | ホームステイ費補助金 |
里親留学 | 里親 | 8万円/月(食事付) | 4万円/月 | 4万円/月 |
里親のAさんは椎名隼都くんを含む7人の子供を受け入れて一緒に生活しています。
一人につき8万円/月がAさんに支払われているわけですから、7人で月56万円もの収入がAさんにはあることになります。
一般的な家庭が夫婦共働きで得られる世帯収入よりもいいかもしれません。普通に働かなくても里親をやるだけで生活していけるレベルです。

この制度じゃ子供を受け入れれば受け入れるほど儲けられるビジネスじゃないか!

虐待内容見てみたけど、過疎化した島って、里親ビジネス流行ってんの?
椎名君の安否が気になります

よくよく読んだら これ虐待事案?里親ビジネス?
ただの家じゃないかも
ネットでもAさんは「里親ビジネス」ではないかと言われてしまっています。
里親Aさんの虐待内容を以前Aさん宅で暮らしていた留学生たちが語る
週刊文集の関係者からの取材内容をもとにAさん夫婦の虐待内容をまとめていきます。
「挨拶の声が小さいと叩かれる」
「毎朝、Aさん夫婦に挨拶するルールがあるんですが、『挨拶の声が小さい』という理由で平手で叩かれる留学生もいました。」
さらに、「食卓はAさん一家と分かれていて、僕たちのおかずの量は明らかに少ない。」「風呂も留学生は湯船に浸かれず、シャワーも5分くらいしか使えなかった。」
「台風の中、外で正座」
「留学生たちが夜遅くまでゲームをしていた罰として、複数の子が台風の暴風雨の中、外で正座させられた」
「隼人君はずっとスマホを取り上げられている」
「鼻をすすると怒鳴られ、その中には隼都くんもいた。彼のスマホは入居してからずっとAさんに取り上げられていた聞きました。」
そのスマホを取り戻すために立ち入りを禁じられていたAさん夫婦の寝室に入ったことが奥さんにバレて、「キモい」「怖い」と怒鳴られながら叩かれたと聞いた。

これは完全に虐待じゃないか。夫婦揃ってグルでやってたな。
椎名隼都君がスマホに残したメモ「死にたい死にたい」
椎名隼都くんはAさん宅にスマホを残して失踪してしまいました。警察立ち会いのもと、そのスマホのロックを解除。
LINEのメモに残されていたのは「死にたい死にたい」という言葉でした。
普段はとりあげられていたスマホ。たまに使用が許されていたのか、その時に残したものでしょうか。
思春期の安定しない時期に、茨城県の親元から遠く離れ生活する離島で里親から虐待にあう。
心の拠り所がなかったのでしょう。
他の留学生は「隼都君がノートに『死にたい』と書いていたのをAさん夫婦が発見して『何を書いてるんだ!』とビリビリに破り捨てたこともあったと聞いてます。」とも証言しています。
虐待が明るみになってお金をもらえなくなることを恐れたのでしょうか。
椎名隼都くんの父親が壱岐島で捜索
茨城に住む椎名隼都くんの父親が壱岐島で捜査に参加。
涙ながらに思いを語っています。
「Aさんには隼都をここまで育ててもらって感謝していますし、虐待については聞いていません。隼都を見つけたら抱きしめてやりたい。頑張らなくていい、隼都は俺の宝物だよって、それだけ言いたいです
週刊文春

ここまできても「Aさんに感謝している」と言う父親の思いが泣けてくる。その思いを踏みにじった里親A夫婦が許せない!
3月16日現在、まだ椎名隼都君は見つかっていません。1日も早く元気な姿で見つかることを祈ります。
状況が進み次第追記していきます。
【追記】椎名隼都くんを里親に出した理由を父親が新たにコメント
3月17日に父親がNHKの取材に対してコメントしています。
おとなしくて自分に自信がなかった隼都を変えたいと思って、離島留学に参加させた。壱岐に来てから家に戻ってくるときには明るくなっていた。ひとりで飛行機にも乗れるようになって、お兄ちゃんらしさも出ていた」「自分のことよりも他人に優しい子。優しすぎるっていうのはまさにそんな感じです。出てきたら俺が守る。俺が守るから怖がらないで勇気を出して出てきてほしい。出てきたら抱きしめてもう離さない。優しく包んであげたい」と話していました。長崎NEWS WEB
椎名隼都くんの父親も、隼都くんを成長させてあげたいと言う思いで留学制度に出したことでしょう。
【追記】他の留学生の里親島民が里親Aについて証言
椎名隼都くんの情報をリサーチしていると、Facebookで今回の失踪事件について投稿している壱岐島在住の方をみつけました。

高田さんも壱岐島で里親として活動されている方。
今回の失踪事件が起こる2ヶ月前、隼都くんと同じ里親Aにお世話になっている高校1年性から「もう家(里親宅)に帰りたくない、壱岐から出たい。」と、助けを求められたそうです。
【島内の話で、とても重い話です。壱岐の評判も下がるかもしれませんが、真っ直ぐ書きます】と、始まる投稿はこちらです↓
全文をスクショで載せますが、長文なので下に要約も記載します。


『Facebook投稿内容の要約』
- とにかく見つかって欲しいと言う思いでFacebookの「壱岐」というグループに隼都くんの画像を添付して呼びかけたところ1日も経たずに投稿を消された。
- 消される前に、知らない人から「高校の許可は取ったのか!情報の取り扱い注意だ!」とコメントがあった。
- 投稿は再度アップする(→この投稿は後にまた消されています。)
- 2ヶ月前に、隼都くんと同じ里親Aのところの留学生から、「もう家(ホームステイ先)に帰りたくない、壱岐から出たい」と助けを求められた。この留学生は、家に帰りたくない一心で、学校に夜中まで立てこもったこともあった。この子については高田さんが急いで引き取った。
- その時その留学生から聞いた里親Aとの生活の実情は耳を疑うようなことばかりだった。高田さんは里親Aのことも知っているため、話半分で、その留学生自身にも「もうちょっとしっかりやれ」という気持ちはあった。
- その時、里親Aの家に留学している他の子供のことまでは頭が回らず、その時にしっかり対処していれば今回の隼都くんの失踪も怒らなかったかもしれないと後悔している。
この投稿を読む限りは隼都くんの里親Aが留学生に対して酷い対応をしていたことは間違いないようですね。
里親Aについての情報も出てきていますが、いまだ確定的な情報はありません。
関連記事:椎名隼都の里親は地元ラジオDJか「虐待疑惑は文春のでっちあげ」壱岐島失踪
【追記】椎名隼都くんの里親Aを特定!ラジオDJ斉藤夫婦



椎名隼都くんの里親は、週刊文春のインタビューに答えてはいたものの名前など情報は何も明かされていませんでした。
しかし里親Aへの顔から下のみの取材映像が報道されたため、壱岐島離島留学のホームページの情報をもとに特定することができました。
里親A特定についてはこちらの『斉藤智之が椎名隼都の里親と特定!「裏の顔が衝撃」壱岐島失踪』をご覧ください!
いよいよ里親Aの椎名隼都くんへの疑惑が濃厚になってきました。
虐待が本当にあったのか、虐待が原因で隼都くんが失踪したのかはまだわかりませんが、一刻もはやく隼都くんが見つかることを願います。
コメント