陸上自衛隊の岐阜市・日野射撃場で起きた自衛官候補生による銃乱射事件。
被害に遭ったのは犯人の指導官で、2名が死亡、1名が重症を負う悲惨な結果になってしまいました。
犯人はどのような人物なのでしょうか。
この記事では
- 自衛官銃乱射事件の犯人は誰?人物像に迫る
- 自衛官銃乱射事件は計画的な犯行だった?
について、実際の入隊式の写真なども見ながら、犯人に迫っていきます!
【追記】犯人の小学校卒業アルバムが公開されました。
自衛官銃乱射事件の犯人は誰?人物像に迫る

小銃の射撃訓練中に指導教官を銃殺するという、衝撃的な事件を起こしたのは18歳の自衛官候補生だということが分かっています。
一体どんな人物で、事件にはどのような背景があったのか見ていきましょう。
犯人の顔画像

犯人の実名や顔画像については、18歳という年齢のため現段階では公表されていません。
今後、起訴・送検されれば実名報道と顔画像が公開される可能性がありますが、その判断はマスコミに委ねられるため現在のところはまだ分かりません。
しかし、指導教官2名を殺害した凶悪な犯行であることには間違いないため、実名や顔画像が公開される可能性は十分にあると言えます。

犯人は今年の3月に高校を卒業したばかりの18歳。犯人の高校については下の記事で調査しています。
自衛官候補生といえども、自衛官としては訓練が始まったばかり。
まだまだあどけなさの残る顔ではないでしょうか。
【追記】犯人の小学校卒業アルバムと幼少期から中学生までの新たな証言が週刊文春から公開されました。




小学校3年生の時に転校してきて、よく遊ぶ友達でした。活発でヤンチャな奴で、蜂の巣をつついたりして遊んでいました。
人に暴力を振るったりするところは見た記憶はないですね。
とにかく運動神経が抜群で、走るのは速かったですね。
サッカーも上手くて、体育や運動会では大活躍でした。
勉強は目立つタイプではなくて、積極的に手を挙げることもなかったと思います。6人兄弟の上から3番目。
家に遊びに行ったことがありますが、少し散らかってるなと思った以外は普通の家庭ですよ
小学3年生の時引っ越してきたという犯人一家。
トラック運転手の父親と東南アジア系の母を持ち、6人兄弟の3番目だったといます。
家族はあまり近所付き合いをしなかったようですが、学校での犯人は活発で運動神経抜群、体育では活躍するようなタイプの子供だったようです。
犯人が所属する新隊員教育隊の入隊式
犯人が所属していた第10師団35普通科連隊新隊員教育隊の4月に行われた入隊式の写真です。






この中に、銃を乱射し共感を銃殺した犯人の隊員がいます。
この時には誰もがこんな事件になるとは思ってもいなかったことでしょう。
犯人のプロフィール
現時点で判明している犯人のプロフィールについてまとめます。
- 名前:不明
- 年齢:18歳
- 性別:男性
- 出身:岐阜県
- 学歴:小学・中学・高校は岐阜県
- 経歴:高校卒業後、2023年4月に入隊
愛知県名古屋市の陸上自衛隊守山駐屯地に配属(第10師団35普通科連隊教育隊)
犯人に対する証言まとめ
犯人の人物像について、地元同級生やなどの証言が徐々に出始めているためまとめていきます。



自衛隊に入って寮で暮らしたいと言っていた。戦車が好きだったようで、知識は豊富だった。
高校では放送部に入り、昼の放送の司会もしていた。
ムードメーカーだった。ニュースで知った事件と関わりがあるかもしれないと聞いて本当に驚いている。
こう証言する高校の同級生は、犯人と一緒に自衛隊の駐屯地に見学に行ったことがあるといいます。
知識も豊富だったと言われており、犯人が自衛隊マニアだったのかもしれません。
こういった自衛隊マニアには一部に、「実際に銃で人を撃ってみたい」と危険な好奇心を持つ人間も一定数いるようです。



いじめられている同級生をかばうタイプだった。
自衛官に憧れていて、将来は自衛官になると思った
一方、中学校の同級生からは運動神経が良く、ロープを使ったレンジャー訓練に興味があり、自衛官に憧れていたという証言が出ています。
この頃の犯人は純粋に自衛隊への憧れがあったのでしょうか。
ここまでで、犯人の顔や実名は判明していないものの、高校までの犯人は「ムードメーカー的な存在」「いじめられている人をかばうタイプ」という、犯行の残忍さからは想像ができない人物像です。
しかし、自衛隊での犯人の評判は真逆だったようです。次で詳しく見ていきます。
自衛官銃乱射事件は計画的な犯行だった?動機は逆恨み?


高校までの犯人に対する同級生の証言は犯罪を犯す人間とは思えないものでした。
しかし自衛隊に入ってからの犯人はそれまでと違った評判が聞かれていたようです。
素行が悪いと言われていた
逮捕された自衛官候補生は『もともと素行が悪い』という風評で、県警の調べに容疑を認め『殺意があった』『最初に横にいた隊員を撃ち、次に教官を撃った』といった趣旨の供述をしている
集英社オンライン
「もともと素行が悪かった」という高校までとは真逆の証言が出ています。
自衛隊の新隊員教育では、隊員たちが寮に入り集団生活を送ることになりますが、もしかしたらそういった集団生活は苦手なタイプだったのかもしれません。
具体的な「素行が悪い」といわれるようなエピソードはまだ出ていませんが、犯人は事件後に「叱られたから撃った」と供述しており、日頃から注意を受けるような生活・訓練態度だったことが伺えます。
教官を逆恨みか
そういった日頃の積み重ねによる犯人のストレスが動機となり、今回の事件につながっている可能性は高いと言えるでしょう。
自衛隊の射撃訓練について、今回の事件と同じ自衛隊の教育隊が舞台となっている漫画のエピソードがTwitterで引用されていました。


この漫画の中で「射撃の中だけはいつものパワーバランスが逆転する」と言われている通り、日頃は教官から指導という圧力をかけられていた新人隊員が逆恨みし、銃を手にしたことで犯行に及んでしまったのかもしれません。
突発的に3人も撃てる熟練度ではない「計画的か」
しかしなぜ、まだ4回目の射撃訓練だったという未熟な新隊員が、ベテランの教官たちを前に3人も銃撃することが可能だったのでしょうか。
18歳の銃の扱いにまだ慣れていない未熟な隊員が3人ものベテラン隊員を銃撃するには、事前に計画がされていたと考えることができますね。
事件以前に3回の射撃訓練を受けていますから、射撃以上に入ってから、銃弾を受領し、小銃に弾を装填するまでの流れは十分把握できているはずです。
いつなら犯行が実行できるか、綿密にイメージトレーニングをしていたのかもしれません。
事件の詳細については、続報が入り次第追記していきます。