洋上風力発電への参入を目指していた会社の元社長から、国会で有利な質問をする見返りに、約6000万円を受け取った疑いで逮捕された衆議院議員の秋元真利容疑者。
この記事では、
- 秋本真利議員は事件発覚前は派閥に所属していた?
- 秋本真利議員と関係の深かった議員は誰?
以上の内容でまとめていきます。
それでは本題にいきましょう!
秋元真利の所属派閥はどこ?

秋元真利議員は家宅捜索が行われた8月4日に事務所に家宅捜索が入ったことで、外務大臣政務官を辞任し、5日に自民党を離党。
現在は無所属となっていますが、事件発覚前は派閥に所属していたのでしょうか。
秋元真利議員は、無派閥・無世襲議員集団「ガネーシャの会」のメンバーでした。
そのため、
秋本真利議員が所属していた派閥はなく無派閥
ということになります。
この「ガネーシャの会」は、菅一見派閥のようにも思えますが、菅義偉氏が官房長官時代に、次の総理として総裁選を控えていた頃に注目を浴び始めたグループの一つ。
菅元総理は自由な意見交換や政治活動のため、派閥を作らないことで有名ですが、そんな中でも菅元総理を慕う議員により結成されたグループです。
あくまでも菅元総理を支える自民党内の「グループ」で、派閥ではありません。
次は、秋元真利議員と関係の深かった議員についてみていきましょう。
菅元総理は「政界の父親」

秋元真利議員は、ガネーシャの会のメンバーとして菅元総理を慕っていました。
秋元真利議員が新人議員になる時の面接官が菅元総理で、「自民党から法政で出る代議士は珍しい。一緒に力を合わせて頑張ってみないか」と声をかけられたと言います。
その後、現在に至るまでの10年以上もの間、菅元総理から指導を受けている間柄で、秋本真利議員は菅元総理を「政界の父親」と表現するほどです。
菅元総理に政治家として育ててもらったという思いが強いようですが、その思いを裏切る形になってしまいました。
河野太郎氏は「政界の兄貴」

「政界の父親」と菅元総理を慕うように、秋本真利議員が「政界の兄貴」と慕っていたのが、河野太郎議員です。
河野太郎氏は、秋本真利議員にとって、市議会議員から国政に出るきっかけとなった人物。
千葉県富里市の市議会議員を務める傍ら通った、母校の法政大学大学院で特別講師として従業したのが河野議員だったそうです。
その講義の中で「核燃料サイクル」について河野氏が質問したことに対して、秋本真利氏が完璧に答えたことで、河野氏の目に留まり国会議員になるように勧められた背景があります。
秋本真利議員は、菅元総理、そして河野太郎議員という自民党の有力者にも認められていた政治家だったようです。